JACリクルートメントに断られたとは?
「JACリクルートメントに断られた」とは、JACリクルートメントへの登録自体が断られたことを指します。
具体的には、登録情報を送信後、JACリクルートメントから「登録内容をもとに検討した結果、現時点では紹介できる求人がなかった」といった旨のメールが届きます。
「お断りします」などという直接的な表現はありませんし、「今後紹介可能な求人が入ったら連絡する」などの記載があるため、期待を抱いてしまう人も少なくありませんが、この場合はJACリクルートメントに断られたと判断する方が賢明です。
ただし、稀にJACリクルートメントから上記の内容のメールが届いたにも関わらず、担当者から「面談に来て欲しい」という連絡があったという人も実際にいるようです。
この場合に考えられるのは、担当者が登録情報を見落としていたり、あるいは本当に紹介できる新しい案件が入って来たりしたという可能性です。
とはいえ可能性としてはかなり低いと言えますので、やはりJACリクルートメントから上記のようなメールが届いた場合は、断られたと捉えておきましょう。
JACリクルートメントに断られた理由など、詳細は開示されませんので、何が原因で断られたのか、断られた側としては知る術がないのが現実です。
JACリクルートメントに断られた場合に考えられる理由は?
JACリクルートメントに断られた本人だとしても、その理由は教えてもらえません。つまり、なぜ断られたのか、原因を直接知ることはできないのです。
しかしながら、JACリクルートメントの特長や傾向を見てみると「なぜ断られたのか」が自ずと見えてくるのではないでしょうか。
JACリクルートメントに断られた人の傾向として挙げられるのが「年齢」「学歴」「年収」「語学力」の4点です。
JACリクルートメントはハイクラスの転職に特化しており、エグゼクティブや管理職、あるいは専門的な技術を持つスペシャリストで、30~50歳の人に最適な転職エージェントです。
この時点で年齢、年収、学歴などがある程度の基準を満たしていないと「断られた」という状況になってしまうことは想像できますが、実際に断られた人の傾向をそれぞれ具体的に見ていきましょう。
※年齢
JACリクルートメントを利用して転職が決定した人の年齢層を見てみると、30歳~50歳までが最も多くなっています。つまり、30歳未満あるいは55歳以上の人は「断られた」となる可能性が高くなります。
20歳以上〜30歳未満はまだまだキャリアが浅いということで頷けますが、55歳以上というのはなぜでしょうか?
基本的に、55歳を過ぎて転職を考える人は珍しく、特にヘッドハンティングなどでない限り、何かしら問題があるのではないかと思われてしまう傾向にあるようです。
※学歴
JACリクルートメントは登録基準が厳しく、それは学歴にも表れています。具体的には、早稲田、慶応、上智、同志社レベル以下の学歴の場合は「断られた」となる可能性が高くなるようです。
もちろん、上記のレベルを満たしていなくても、特別なスキルに秀でていたり、管理職などのキャリアが豊富であったりすれば、JACリクルートメントに登録できる可能性は高くなります。
※年収
明確な基準は分かりませんが、年収500万円未満の場合は、ほぼ間違いなく断られる可能性が高く、たとえ年収600万円程度であっても「断られた」となる可能性があるようです。
※語学力
JACリクルートメントは、日本をはじめ、イギリス、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアなどのグローバルネットワークを持つ転職エージェントです。そこで重視されているのが語学力、特に英語力のようです。
具体的な基準としては、TOEIC700点以上と言われていますが、たとえTOEICやTOEFLなどを受けていなくても、ビジネスレベルの英会話ができる人であれば、JACリクルートメントに登録できる確率は高くなるでしょう。
このように、ハイクラスの転職をサポートするJACリクルートメントは、登録基準が厳しいことが分かります。JACリクルートメントに断られた場合、上記の基準を満たしているかどうか、自分の登録内容を見直してみましょう。
JACリクルートメントに断られた人が次に取るべき対策とは?
JACリクルートメントに断られた人が次に取るべき対策は、他の転職エージェントに登録して転職活動を継続させることです。
半年程度の期間をあけてJACリクルートメントへの再登録にチャレンジする方法もありますが、断られた理由が分からない以上、再登録を期待することは難しいと言えます。
ただし、期間をあけている間にJACリクルートメントに新しい案件が入って来て、その案件があなたの属性に合うようなら登録できる可能性はありますので、一概に「一度断られたからといって再登録が無駄」という訳ではありません。
ですが、転職活動に使える時間は限られており、非常に貴重です。
その時間を最大限有効に活用するためにも、JACリクルートメントに断られたら気持ちを切り替え、他の転職エージェントに登録して転職活動を継続させることを考えましょう。