マイナビエージェントの求人数を比較
マイナビエージェントは、転職エージェント業界最大手のリクルートエージェントやDODAと比較されることが多いのですが、両エージェントからは少し差がついた、業界4~5番手に位置する転職エージェントです。
リクルートエージェントと求人数を比較してみると、次のようになります。
リクルートエージェント(2018年3月15日時点)
求人数206,939件(公開求人34,225件、非公開求人172,714件)
マイナビエージェント(2018年2月17日時点)
求人数6,966件(ただし公開求人のみ。非公開求人は全体の約8割)
マイナビエージェントについては、全求人数の約8割を占めると言われている非公開求人の件数が確認できませんでしたので単純比較はできませんが、公開求人だけを比較してみても、リクルートエージェントの約5分の1以下となります。
ちなみに、マイナビエージェントの全求人数の2割が公開求人とすると、非公開求人は約35,000件程度となりますので、リクルートエージェントと比較するとやはり圧倒的に求人数に差があることになります。
DODAにおいても、全求人数の8~9割(約100,000件以上)が非公開求人とのことですので、同じようにマイナビエージェントと比較すると、その差は歴然としています。
マイナビエージェントは求人数の面で、このように大手転職エージェントと比較すると大きな差があります。
マイナビエージェントのその他の特長を比較してみよう
求人数に関しては、マイナビエージェントと比較すると、圧倒的にリクルートエージェントやDODAに軍配が上がりました。
求人数が多いということは、それだけ多くの転職希望者に対して転職をサポートしやすいということになりますが、ここで大切なことは、求人数以外の部分についても比較してみることです。
1 マイナビエージェントが扱っている業種別求人率を比較
扱っている業種を比較してみると、マイナビエージェントはIT通信系が33.6%、メーカー系が25.7%と、2業種で求人の半数以上を占めていますが、マスコミ系、金融系、流通系、商社系、不動産系など幅広い業種を扱っています。
リクルートエージェントは上記の業種に加えて、旅行エンタメ系、化学素材業界、インフラ官公庁など、特殊性や専門性の高い業種も扱っています。
2 マイナビエージェントが扱っている企業の比較
業種の比較についてはまたもやリクルートエージェントに軍配が上がりましたが、扱っている企業について比較してみると、マイナビエージェントの特長が見えてきます。
リクルートエージェントやDODAがいわゆる“大手企業”の求人が多いのに対し、マイナビエージェントは“中小企業”を中心とする求人が多いと言われています。
大手企業への転職は、高キャリア、高スキルなどを求められることが多く、実際に登録して利用している人も相応のキャリアやスキルを積んできたハイクラスな人が多くなっています。
一方、マイナビエージェントは20代の転職や、新卒3年目以内の第二新卒のための求人が多く、実質的な利用者も20代が大半を占めています。
その証拠に、2018年1月の楽天リサーチ調べで“20代に信頼されている転職エージェントNo.1”に選出されています。
このほかにも、たとえば転職が決まるまでのスピードを比較してみても違いがあるようです。
リクルートエージェントはどちらかというと「スピード重視」で、エージェント側から転職を促される傾向にあるなど、すぐに転職したい人向けのサービスと言われています。
一方で、マイナビエージェントはどちらかといえば、じっくり転職活動をしたい人向けのサービスとしての傾向が強いと言われています。
どちらが良い、悪いということはなく、自分がどんな転職活動を望んでいるかによって比較する部分も違ってきますので、求人数だけに目を奪われず、さまざまな角度から比較検討していくことが大切になってきます。
比較も大切だが特長を把握してマイナビエージェントを利用することが大切
今回はマイナビエージェントと、転職エージェント最大手であるリクルートエージェントやDODAを比較して、違いを見てきました。
マイナビエージェントに限らず、転職エージェントごとに扱っている案件や求めている人材、受けられるサポートやサービス内容なども異なりますので、比較は大切な作業です。
とはいえ、単純に求人数だけで比較してしまうと、それぞれの特長が見えにくくなってしまいます。
20代や第二新卒の利用者が多い、中小企業の求人が多いといったマイナビエージェントの特長や、自分のポジションやキャリア、スキルを見直したうえで、それぞれの転職エージェントを比較し、より最適と思えるサービスを選びましょう。