そもそもマイナビエージェントに門前払いされることなんてあるの?
まずは、本当にマイナビエージェントに門前払いされることがあるのかを解説していきます。
マイナビエージェントに登録した後、次のような流れになった場合は、門前払いの可能性がありますので要注意です。
※「紹介できる求人がない」という主旨のメールが届いた
※面談まで進んだが、その後一切求人情報の連絡が来ない
※最初に紹介された1社にエントリーしたが不採用となり、その後連絡がない
※エントリーしたい旨を伝えても何らかの理由でエントリーさせてもらえない
マイナビエージェントに登録後、上記のような流れになった場合、“実質的な門前払い”と捉えてほぼ間違いないでしょう。
マイナビエージェントをはじめとする転職エージェントなどの職業紹介事業者は、原則として「求職の申し込みを受理しなければならない」ことが、職業安定法によって定められています。
たとえ、マイナビエージェントの担当者が「この人には求人情報を紹介できない」と分かっていても、ストレートに門前払いすることはできないのです。
そのため、「今は紹介できる求人がない」「面談までは形式的に行うが求人情報の紹介はない」などと遠回しに伝えられ、実質的な門前払いとなるケースが考えられます。
マイナビエージェントに門前払いされていることに気づかず「そのうち求人情報が届くかもしれない」と思って待っていても、残念ながら、その後連絡が来る可能性は低いと言えます。
マイナビエージェントは企業に人材を紹介し、採用されてから初めて利益が発生するビジネスモデルです。
キャリアやスキルなどに魅力がある人材であれば、採用される可能性も高くなりますので、マイナビエージェントも門前払いなどせずに、次々と求人情報を紹介することでしょう。
このように、マイナビエージェントは直接的な門前払いはしませんが、遠回しに門前払いに近い状態となる可能性はあり得るということを知っておきましょう。
マイナビエージェントに門前払いされやすい人の傾向とは
では、具体的にどんな傾向の人がマイナビエージェントに門前払いされやすいのか、見ていきましょう。
まず、マイナビエージェントに登録している人の年齢層を見てみると、25歳以下が17%、25歳~35歳までが最も多く59%、これだけで登録者の76%を占めています。
マイナビエージェントには30代後半、40代、50代の登録者もいますが、この場合は豊富なキャリアや高いスキルを身につけている人である可能性が高いでしょう。
※正社員の経験が短い30代後半
※役職に就いた経験がない40代
※スキルに魅力がない50代
などに該当する場合、マイナビエージェントに門前払いされてしまう可能性が高くなります。
登録者の経験職種について見てみると、営業が29%、IT関連が20%、経営企画や管理部門が19%と割合が大きくなっており、マイナビエージェントも企業向けに「登録者の50%が営業職を経験している」と公開しています。
※20代など若手であっても営業職の経験がない
※歌手やモデル、消防関係、自営業など、職歴の特殊性が高い
という場合も、マイナビエージェントに門前払いされてしまう可能性が高くなります。
さらに、マイナビエージェントの登録者の転職回数は0回が46%、1回が23%で69%を占めています。転職回数が多い場合も不利になったり、門前払いに近い状態になったりしてしまう可能性が高くなると考えて良いでしょう。
もちろん「門前払いされてしまう可能性が高い」部類に属していても、企業が求めるスキルやキャリアを身につけていれば、登録できる確率は上がりますが、その前に年齢などで判断されてしまう可能性もあります。
プロフィールを入力する際に、自分の魅力をいかに上手にわかりやすく伝えるかも、マイナビエージェントからの門前払いを回避するテクニックと言えるでしょう。
マイナビエージェントに門前払いされても落ち込む必要はない
今回はマイナビエージェントに門前払いされやすい人の傾向を中心に解説してきました。
マイナビエージェント側に本当に“紹介できる求人”がなければ仕方ありませんが、その場合でも、優秀な人材と判断されれば、門前払いなどせずに別の案件を紹介してもらえたり、新規案件が届くたびに連絡をくれたりすると思います。
とはいえ、門前払いされてしまっても、それは単にマイナビエージェントに門前払いされたというだけに過ぎませんので、過度に落ち込む必要はありません。
マイナビエージェントに門前払いされたからといって他の転職エージェントに門前払いされるとは限りませんし、転職エージェント以外にWebの求人サイトを利用することもできます。
大切なことは、マイナビエージェントに門前払いされても立ち止まらずに、転職成功に向かって次のアクションを起こすことです。