マイナビエージェントに登録拒否されるとはどういうこと?
「マイナビエージェントに登録拒否された」という書き込みを見かけたり、実際に話を聞いたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
あるいはすでに、マイナビエージェントに登録拒否された経験がある人もいるでしょう。
ここで言う登録拒否とは「あなたの経歴では登録できません」などのように直接的なものではなく、登録は完了しているものの、マイナビエージェントのサービスを利用できない状態になっていたり、求人情報が来ない状態になっていたりするケースを指して「登録拒否」と表現しています。
具体的には、マイナビエージェントから、
「登録内容を確認し、経験や希望条件を元に求人情報を探したが、現在当社では紹介できる求人がないため、求人の紹介や面接などのサービスの提供が難しい状況です」
という旨のメールが届くことで「登録拒否されたかもしれない」と気づくのが現実です。
どうして直接的にではなく、このような言い回しで間接的で登録拒否のような状態になるのでしょうか?
これは、マイナビエージェントに限ったことではありませんが、職業安定法という法律が関係しています。
職業安定法第5条5では、違法な申し込みでない限り、求職の申し込みはすべて受理しなければならないと定めています。
つまり、本来「あなたの経歴では登録できません」とは伝えることができず、マイナビエージェントへの申し込み方法が違法でなければ、直接的に登録拒否することができない訳です。
このような理由から、上記のような遠回しな言い方になっているのです。
もちろん、“本当に”現時点では希望する職種や条件に見合う求人情報がないという可能性も大いに考えられますので、マイナビエージェントから上記のようなメールが届いたからといって必ずしも登録拒否されたとは限りません。
ですが、登録拒否なのか、そうでないのかは判断できませんし、待っていれば希望する求人情報が送られてくるという保証はどこにもありません。
そのため、マイナビエージェントから送られてくるメールの内容を見て、登録拒否になったと捉える人が多いようです。
マイナビエージェントに登録拒否される理由は?
マイナビエージェントに登録拒否されてしまうのはどうしてでしょうか?登録拒否される理由として、まず考えられるのが年齢的な部分です。
マイナビエージェントの登録者層は、
25歳以下 17%
26~35歳 59%
36~45歳 18%
46~55歳 5%
56歳以上 1%
このように、20代がメインであることが分かります。
いくら直接的に登録拒否できないとはいえ、サポートできる人数には限界がありますし、企業が求める人材に適していなければ紹介はできませんので、年齢でフィルターをかけている可能性が高いでしょう。
とはいえ、たとえ30代後半や40代であっても、相応のキャリアを積んできた人、企業が求める人材にマッチする人などは登録できますし、実際に転職までたどり着くことができる可能性は大きくなります。
マイナビエージェントに登録拒否されるもう一つの理由としては、キャリアやスキル不足が挙げられます。
20代の若手であってもマイナビエージェントに登録拒否されたという人は少なくありません。英語などの語学力が不足していたり、キャリアやスキルが企業のニーズに合わなかったりなどの理由で登録拒否される可能性があります。
そのほかにも、年齢の割に転職回数が多い人や、音楽関係、モデル、自営業、消防関係など、職歴が特殊な人などもマイナビエージェントでは登録拒否される可能性があります。
もし自分がマイナビエージェントに登録拒否されたら?
自分は大丈夫だろうと思っていても、もしかするとマイナビエージェントに登録拒否されてしまうかもしれません。
若くて高学歴なのにマイナビエージェントに登録拒否されてしまう人もいれば、長年フリーターとして生活してきたものの、マイナビエージェントに登録できたという人もいます。
どこで登録拒否になるのか、その判断基準はマイナビエージェント側にしか分かりませんが、裏を返せば、誰にでも登録拒否される可能性があるということです。
いざ自分がマイナビエージェントに登録拒否されてしまったら、
「もしかすると自分に市場価値がないのでは」
「やっと決心した転職だけど失敗してしまうのではないか」
「このままどこにも転職できなかったらどうしよう」
など、さまざまな不安が頭をよぎることでしょう。しかし、過度の心配は要りません。
転職エージェントはマイナビエージェントだけではありませんし、マイナビエージェントに登録拒否されたからといって、別の転職エージェントにも同じように登録拒否されるとは限らないからです。
マイナビエージェントに登録拒否されたことにショックを受けて転職活動が滞ってしまうよりも、別の転職エージェントに登録して活動を継続する方が有意義なのは明らかです。
転職はスピード勝負の部分もあります。大切な時間を最大限、有効に使うためにも、気持ちを切り替えて次のステップを目指して頑張りましょう。